携帯電話の未払いでブラックリスト入り?!

携帯電話の料金を支払わなくても携帯電話が数日使えなくなるだけでしょう?くらいに考えていませんか?携帯電話の未払いでブラックリストに載ることもありえます。

ブラックリストに載るのはローン・クレジットカード・キャッシングの滞納や未払いだけではないのです。

ブラックリストとは?

ブラックリストとは、クレジットカード等の返済が延滞・滞った場合に「事故情報・延滞情報」として、金融機関の個人信用情報に登録されることを言います。実際に「リスト」は存在せず、「登録された状態」を「ブラックリストに載る」と表現します。

ブラックリストに登録された場合、新規に各種ローン・クレジットカードを作成することは難しくなり、一定期間利用が制限される状態に陥ります。その期間も5~10年と長いです。

携帯電話でブラックの意味

携帯電話料金の滞納で強制解約となってしまった場合

基本料金・通話料の未払い・滞納で強制解約、携帯電話会社が加盟している「電気通信事業者協会」にて契約解除後にも、料金不払いのある情報を「ブラック」と呼んでいる。

平成11年から契約解除後に料金不払いがある場合、その利用者の情報を、携帯電話・PHS業者間で交換されるようになっています。情報交換の目的は、その情報を契約申込時の加入審査で利用するためです。つまり、料金不払いの発生を防止して、利用者の公平性を利益を守ることを目的として情報交換がされている、ということです。

この不払いの購入情報は契約解除後5年以内となっており、期間経過後は自動的に抹消される仕組みとなっています。

携帯端末(本体)の分割料金を含む携帯電話料金の滞納で強制解約となってしまった場合

業者交流情報でブラック+指定個人信用情報機関にも登録された金融ブラックのこと。

現在スマートフォン購入の際に、「実質0円」ということで、携帯電話本体の料金を月々で分割して払うのが主流となっています。ここで注意したいのが、「分割で払う」=「ローンを組んで支払わない状態」という事です。つまり、この状態のまま携帯電話本体の料金を含める電話料金の長期延滞を起こすと、ローンを支払ってない事と同じこととなり、指定個人信用情報機関にその事実が記載されるわけです。

記載されたら事故情報は未納分の完済が無い限り永遠に消えません。未払いが残っている状態であると、他社でのスマートフォンを分割購入はもちろん、各種ローン・クレジットカードも利用不可能となってしまいます。

また、金融事故情報を完済した後も、5年間は「ブラック」として指定個人信用情報機関に情報が残ります。 

「実質0円」

上にも書きましたが、スマートフォン購入時の「実質0円」の仕組みをよく理解することが大事です。

「料金プランに加入しているから大丈夫」というのは要注意。どの料金プランでも、スマートフォンの本体分だけ「通信の基本料」を割り引いているだけだからです。つまり、「端末本体の代金が実質0円」ということであり、「端末本体が0円」というわけではないのです。

「実質0円」=「ローンで購入している」ということをしっかり理解しておきましょう。

増える携帯ブラック

携帯料金の分割払い契約数は6000万件を超え、そのうち3%ほどの200万件が3ヶ月以上の携帯の端末料金滞納による「携帯ブラック」と言われています。

こうした新しい形でブラックリストに登録される人が増えてきており、政府も「携帯電話の分割払い」に関する注意喚起をインターネットのホームページで行っています。

携帯本体を一括で購入した場合

携帯電話本体を一括で購入した人はブラックに載ることはありません。携帯代の滞納でブラックリストに載ってしまうのは。携帯本体を分割購入し、なおかつ、支払いが終わってない、または長期延滞している人です。

携帯通話料金などの回線使用料を支払っている場合の延滞は金融機関の信用情報機関に登録されることはありません。携帯電話の利用料金を滞納した場合は、携帯電話を止められ、利用することができなくなることは覚えておきましょう。

まとめ

現在では生活に必要不可欠な携帯電話。たかが携帯料金、という考えは捨て、分割で購入する場合は「ローンを組んだ」という意識をしっかりと持って返済を行っていきましょう。

利用中のクレジットカード・キャッシングなどが携帯ブラックになったがため、利用停止となる可能性もあります。また、ブラック情報は5年~10年は消えませんので、今カードを持ってないという人も、いざカードが必要になった際に、審査に落ち続ける原因にもなりかねません。

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