給料日前の飲み会の誘いや冠婚葬祭が入った時など・・・、手持ちも貯金も無い危機的状況ならどうやって乗り切りますか?どうしても現金が必要になった時には、カードローンやキャッシングなどの借り入れサービスに頼るのも手の一つです。
お金を借りてみたいと思っても、初めての借り入れとなると不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。この記事では、カードローンやキャッシングの基礎情報をお伝えします。
カードローンとキャッシングの違い
カードローンとキャッシングはどちらとも急に現金が必要となった時に助けになるサービス。使途目的を限定せずお金を借りることができる個人向けの無担保融資です。
両者とも現金をすぐに引き出せる点では同様の似たサービスですが、キャッシングという言葉がカードローンでも使われるので、違いが非常に分かり辛いです。
この記事では、微妙に違いがある2者の特徴を解説したいと思います。
1. 利用するカードの違い
キャッシング
一般的にクレジットカードに付帯するキャッシング機能を使ってATMやキャッシュディスペンサーから現金を引き出すことを指します。
クレジットカードを作る際にキャッシング枠の設定があれば、わざわざカードローンに申し込まなくても、クレジットカードで現金を引き出すことができます。
カードローン
銀行や消費者金融が発行したカードローン専用のカードを利用して、ATMやキャッシュディスペンサーで現金を引き出します。指定の銀行口座への振り込みによる融資も可能です。
2. 借入金額
キャッシング
借入限度額は数万円から数十万円と、比較的少額に設定されています。
「給料日前に3万円足らなくなった・・・」等の理由で、少額融資を受けたい人にはキャッシングをお勧めします。限度額の範囲内であれば、いつでも何回でもお金を引き出すことができるのが便利なポイント。一般的な借入限度額は50万円程度で、金利は約15.0~18.0%となっています。
急に現金が必要になった時に、翌月の給料日まで一時的に借りたい人に向いています。
カードローン
キャッシングと同様に契約時に決められた限度額内でいつでも何回でもお金を引き出すことができます。
借入限度額は十数万円から数百万円と、キャッシングより高額であるため、高額の融資が必要な時にはカードローンをお勧めします。
金利は約3.0~18.0%ほどで、一般的にキャッシングよりお得と言われています。
3. 返済方法
キャッシング
一般的には決められた翌月の返済日までに一括返済します。指定の銀行口座から自動的に差し引かれる方法がポピュラーです。最近では、分割(リボルビング払い)も可能なものもあり、カードローンとの差が無くなっていることも事実です。
カードローン
借りた金額を毎月一定額返済していく分割払いです。ある程度高額で毎月の返済が多く支払えないようなケースに向いています。
一括で返済しなければならないプレッシャーはありませんが、返済期間がずるずると長くなるケースが懸念されます。返済期間が長くなれば利息もその分増えてしまいます。
カードローン業者または提携のATMから返済する方法が一般的で、お仕事で忙しい人でも早朝や深夜に返済可能です。キャッシングのように、指定の銀行口座からの引き落としが可能な業者もありますが、その場合、通帳に記録が残ってしまいます。家族にばれたくない人にはお勧めできません。
Summary
今すぐ現金が必要な人には、キャッシングがお勧めです。すでにキャッシング枠の設定があるクレジットカードをお持ちであれば、実質審査なしで融資を受けることができます。
もしキャッシング枠付きのクレジットカードを持っていないのであれば、金利が少しお得なカードローンの方がお勧めです。必ず審査がありますが、特に金融事故などの経験がなければ、すぐに審査に通過し数時間後には現金を手にすることができます。
また、無利子のキャンペーンを実施しているカードローン業者が多く、初めての借入の場合にはかなりお得にお金を借りることができます。