「投資」という言葉は誰もが一度は聞いたことのある言葉ではないでしょうか。聞いたことがあるけれど、実際の意味をあまり知らない、投資というだけでお金に対するギャンブルのイメージ、多額のお金が絡むイメージ・・・という方も多いのではないでしょうか。投資に関する基本情報を集めてみました。
投資とは?
まず、「投資」とは一体何なのでしょうか。
投資の定義
将来的な利益を見込んで資金を投じること。
このように理解されていることが大半だと思います。もちろんこの意味も正しいのですが、その他にも「自己投資」といって、自分のため、この先の自分のために通学をし知識を得たり、お金に関係のない行為に対して使われることもあります。
経済の話題で使われる場合は、企業が利益拡大を図るため、建物や原料などにお金を出して事業を大きくしていくことを指す場合もあります。主に在庫投資、設備投資、住宅投資の3つに分類され、使われます。
投資?貯蓄?
投資と貯蓄は双方ともによく比較対象になります。
貯蓄
銀行口座にお金を預けること。利率により利益を期待することもできますが、微々たるものです。基本的には貯める事が目的です。お金を保管する方に重点を置いています。
投資
積極的に利益を求めていきます。投じたお金以上の金額になることを目標としている方法です。お金を増やすことに重点を置いています。
貯蓄の方では、貯蓄の金額が減ることはめったにありませんが、投資では投資した金額よりも減ってしまうことがあります。そのため投資に関する知識、売り買いのタイミングなども非常に重要となってくるわけです。
投資に関するイメージ
ギャンブルと同じ?
投資、というとお金を投じる、ということからギャンブルと同じなのでは?というイメージを持つ人も多いと思います。 投資は経済に関する活動とされ、ギャンブルは娯楽ですので、双方は同じものではありません。
初期費用がかかる?
投資にはいろいろな種類があり、数千円から始めることができる投資信託というものもあります。最初から多額の資金は必要ないと言えるでしょう。もちろん多くの金額を投資できるタイプもあります。自分のスタイルに合ったタイプの投資を選ぶことが出来ると言えるでしょう。
投資のメリット・デメリット
まずは投資のメリットですが、先程にも出てきたように、お金を増やすことに重点をおいているため、将来お金が増える可能性がある、ということです。また、世の中のお金の動きを見る良い機会にもなります。日本はもちろん世界の経済を、投資という形をとって参加しながら感じることができます。
次に投資のデメリットについてですが、まず少額であっても資金が必要であることと、お金が増えることが確実でない、ということです。投資先の見込みを間違えてしまうと、マイナスになってしまう可能性もあるということです。情報や知識を得て、投資先を見極める力や、将来を読むことを身につけることもできますが、100%利益が出るようにすることはほぼできないでしょう。
投資の対象
投資の対象となるものはたくさんあります。一部として下記のものがあります。
株式投資
成長している企業に投資します。その一部が還元される仕組みです。元本保証ではありません。
投資信託
投資のプロに資金運用を任せることを言います。還元は少なくなりますが、プロに頼むことで、リスク軽減にはなります。
FX
外国為替に関する投資の事を言います。
まとめ
投資について基本を紹介しました。長く投資を続けていくには、無理なくはじめ、自分にあったペースで運用する必要があります。また、投資を続けていく中で、投資について学んでいく必要もあります。
投資の失敗の多くは、短期的に多くの利益を得ようとすることによるものが多いと言われています。お金がらみになると、人間はどうしても欲深くなってしまいます。そうなってしまうと、身の丈に合わないほどの金額を投資に費やし、損失を出しかねません。余裕がなくなってしまうと、冷静な判断をすることができなくなるからです。
以前起こったリーマンショック、という金融大事件も、利益率が高く、リスクも高い大きな債権に多くの人たちが手を出した結果起きたものとされています。
投資をする際には欲を捨てること、投資先を選ぶことも大事なポイントと言えるでしょう。