多重債務に陥り、苦しい生活を余儀なくされている人は多く存在します。それぞれ借金をしてしまった原因や理由はあると思いますが、多重債務者にはいくつか特徴的な性格があるようです。多重債務者になる可能性がある人の性格について、この記事では詳しく見ていきます。
多重債務とは?
複数の金融機関や消費者金融、クレジットカードから借金をし、返済が困難になってしまう状態の事を多重債務といいます。ある金融機関に返済するために他の金融機関から借り入れして返済しようとする、つまり「借金を借金で返済する」ということです。
この負のサイクルが繰り返されることによって借金地獄に陥ります。
多重債務者になりやすい人の代表的な性格4つ
1. ギャンブル癖がある
パチンコや競馬など、ギャンブルにのめり込んでしまう癖のある人は、借金を重ねてしまう傾向にあります。
ギャンブルへの依存度が高くなればなるほど、金銭感覚がマヒするのは事実です。負けた後に、「次勝てば、負けた分を取り戻せる。」と思いギャンブルを続ける人は典型的な多重債務に陥りやすい人です。自分にはお金が無いと理解しておきながら、ギャンブルへの衝動を抑えられません。
パチンコ、競馬、競艇、宝くじ等といったものは基本的には大元が得をするような仕組みになっています。つまり、負けた分を取り戻そうとしてまた負ける、という繰り返しになり、どんどんお金を失う事となります。そして、生活費の足しやギャンブルの軍資金を得ようと借金を重ねてしまうのです。
「ギャンブルをする=多重債務に陥る」というわけではありません。本来ギャンブルは、余ったお金で責任感や節度を持って楽しくやる娯楽です。勝てばラッキーくらいの気持ちでやるのが一番です。
2. 浪費グセがある
買い物依存症の人は多重債務で苦しむ可能性があるので注意してください。
カードローンで借入たお金やクレジットカードがまるで自分の稼いだお金のような感覚になっている人は危険です。自分が持っている以上のお金をいつの間にか使ってしまい、借金を重ねてしまいます。
このような人は、本当に必要なものを買っているわけではなく、買う行為自体に快感を感じています。いつの間にかカードローンや消費者金融で借りたお金やクレジットカードを使って、散財を繰りかえすことによって自身を満たしていく方が多いようです。
3. 見栄っ張り
誰かがいるとつい格好つけたくなるという人、目立ちたがり屋、反対に周囲の目が気になってしようがないという人は、多重債務者になる危険度が高いです。つい食事などをおごってしまう、誘われると断れない、困っている友人がいればお金を貸してしまう等の傾向があります。
このような人は、自分が経済的に苦しい状況でも「気前がいい人」を演じ続けてしまいます。借金してまで無理な出費をするのです。
友人や同僚の中に、収入以上に自分を着飾ることに一生懸命な人や羽振りのいい人はいませんか?そのような人たちは、実際の生活は困窮している可能性が高いです。
4. 真面目な人
真面目な人は、一見借金とも縁遠い感じがしますが、真面目な人も多重債務者になりやすいのです。
誰しも生活していればお金に困る事態もあるでしょう。家族や友人に相談し、なんとかやりくりしている人がほとんどだと思います。しかし、真面目て責任感が強い人であれば、周囲に相談せず、自分で何とかしようと思う傾向にあるようです。
その結果、内緒で借金して返済が難しくなった場合、どんどん借金を抱えることになってしまいます。自力ではどうにもならない状態になるまで一人で抱え込んでしまう傾向があるため、多重債務に陥るケースが多いです。
まとめ
一旦、借金の負のスパイラルに陥ってしまうと、冷静な判断ができずに借金地獄から抜け出せなくなってしまいます。結果、自己破産や債務整理を行い、個人信用情報に好ましくない記録が残ることとなるでしょう。
支払いの遅延や滞納を繰り返してしまうだけでも信用情報に傷が付き、ブラックリスト状態となったあなたは、今後の借入の際に思ったように借入ができなくなります。
カードローンやクレジットカードの借入限度額を自分の使える金額だとは決して思わないようにしてください。このような考えがある人は、多重債務に陥る可能性が大変高いです。