現在では1人1枚は持っていると言われているクレジットカード。これから持つことを考えている人や、持っているけれど基礎知識がない人にぴったりのコラムです。
クレジットカードとは?
クレジットカードとは、商品を購入する際の支払手段の一つです。現金を持たずに買い物ができる大変便利なサービスとなっています。
クレジットカード決済とは?
クレジットカードを使って買い物をし、支払いをすることをいいます。クレジットカード決済は、利用者、カード会社、加盟店の3者の間で行われます。
利用者
利用者とはカードを利用する消費者のことを指します。クレジットカードを申込み、審査を通り、実際に手元に届いた時点で利用者となります。カード発行元のカード会社は、利用者を「会員・メンバー」などという言い方で呼ぶ場合もあります。
クレジットカード会社
クレジットカードを実際に発行している会社を指します。利用者が申込みを行うと、クレジットカード会社が審査を行います。審査を通った申込者にクレジットカードを発行し、利用者がクレジットカードを利用すると、利用料金を建て替え、月に1度まとめて利用者に請求します。
お店(加盟店)
加盟店は、クレジットカード発行をしているクレジットカード会社と提携しているお店のことを指します。加盟店は、カード会社に利用者が使った利用代金を請求します。加盟店は、手数料を差し引いたあとの金額をカード会社に請求して受け取る仕組みとなっています。
実際の利用の流れ
- 利用者が加盟店で商品の購入代金をクレジットカードで購入する際に、カードを提示する
- 加盟店の店員が利用者から提示されたクレジットカードを専用のクレジットカード読み取り機に通す
- 読み取り機を通し、決済の手続きを行う。決済が通れば、サインか相性番号を利用者が入力する
- 決済の手続きが終了
- 後日、利用者のもとに利用代金が請求される
4者間決済とは?
先程の3者間決済の他に、4者決済という方法もあります。上記の3者プラス決済代行会社が加わります。
あまり聞く名前ではありませんが、インターネット通販ではよく行われている決済方法ですので、多くの人が利用したことがあるはずです。
加盟店が決済代行会社と契約をしている場合は、クレジットカードの利用情報はまず決済代行会社に送られます。決済代行会社に送られたあと、クレジットカードの発行元に利用情報が届く順序となっています。
利用代金は、先ほどと同様にクレジットカード発行元の会社から利用者に請求される仕組みとなっています。
手数料について
クレジットカードの支払い方法には数種類あり、一括・分割・リボルビング払い(wikipedia)のどれを利用するかにより、手数料が発生します。手数料が発生するのは、「分割払い」「リボルビング払い」の2つです。手数料はカードのタイプや発行元によって異なるため、申込みの際に忘れずに手数料を確認し、数社比べておきましょう。
4者間決済にて、決済代行会社を利用したという理由で利用者に手数料がかかることは一切ありません。決済代行会社利用手数料を利用者に負担させることは法律で禁止されています。
クレジットカード利用のメリット
利用者のメリット
利用者の最大のメリットは、現金を持ち歩かずに買い物でき、なおかつカードに付随しているサービスの種類により、ポイントやマイルが貯まることです。利便性が高い上に、次の買い物への割引や、旅行へのポイント利用ができるのは非常に魅力的です。
海外旅行の際にも、クレジットカードを利用する旅行者が大半です。以前はトラベラーズチェックもありましたが、使える場所が少なく、TCの利用者は減少傾向にあります。
カード発行会社のメリット
カード発行会社のメリットは加盟店からの手数料です。利用者がカードを加盟店で利用すると、手数料が発生するからです。分割払い、リボルビング払いの手数料もカード会社の収益です。
加盟店のメリット
クレジットカード決済を取り入れることで、加盟店は利用者の購買意欲を高めることができます。現金を持ち歩いていなくても、買いたい商品が購入可能となるからです。また、クレジットカード利用之場合は、売上金も記録に残り、正確に管理ができます。
まとめ
普段何気に使っているクレジットカードですが、しっかりと仕組みを理解することでさらに賢く利用することができます。これからクレジットカードを持とうとしている人も一連の流れを理解しておきましょう。
クレジット決済は現金を使わないので、使いすぎてしまう傾向も否めません。最近では、利用してすぐにインターネットで詳細が確認できる場合もありますので、しっかりと計画的に利用しましょう。