携帯の料金未払いでブラックリスト入りする仕組み

ブラックリスト

携帯電話料金の支払いくらいでブラックリストには入らないでしょ?と思っていませんか?残念ながら、携帯電話料金の支払いを滞ると、ブラックリストに載ってしまう場合があります。

具体的にどのような状態がアウトなのか見ていきましょう。

ブラックリストとは?

ブラックリストとは何か

まずはじめにブラックリストとは何かご説明します。

ブラックリストという言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。ブラックリストに載る、ということはクレジットカード・ローンの返済が遅れた、滞った場合に「事故情報」として個人信用情報機関に登録されることを指します。

ブラックリストという名前ですが、実際にそのようなリスト・冊子があるわけではありません。登録された状態のことをブラックリスト入り、ブラックリストに載る、と言います。

ブラックリストに載ると?

ブラックリストに登録されると、登録後のクレジットカードの新規登録、各種ローンの審査に通る確率が非常に低くなります。ブラックリストに一度入ってしまうと、一般的に借金分全額返金後5~10年はブラックリストからは消えません。

携帯電話関連でブラックリスト入り?

携帯電話関連でブラックリスト入りする可能性がある例を挙げてみましょう。

携帯電話料金の滞納による強制解約になった場合

基本料金、通話料の未払い、または滞納で携帯電話会社から強制解約された場合は、携帯電話会社が加盟している「電気通信事業者協会」に「ブラック」として情報が掲載されます。

契約解除後にまだ料金不払いがある場合、その利用者の情報は携帯電話会社間で交換される仕組みとなっています。なぜ情報交換をするかというと、料金不払いの発生を防止すると共に、利用者への公平性と利益を守るためです。この情報は加入時の審査で利用されます。

この場合は、個人信用情報機関「ブラックリスト」には掲載されません。

携帯端末(携帯電話本体)の料金(分割を含む)携帯電話料金の滞納で強制解約になった場合

この場合は、先程出た「電気通信事業者協会」にブラックとして記録されるだけでなく、コラム最初に出た個人信用情報機関のブラックリストにも登録され、金融ブラックとして扱われます。

現在スマートフォンを購入する場合は、本体実質0円ということで、携帯通話料金と共に、携帯電話本体の料金も分割されて支払う事が多くなっています。この「分割して払う」という事に注目しましょう。「分割して払う」=「ローンを組んで払う」ということになります。この状態で支払を延滞したり、払わなかったりすると、ローンを支払ってない、ということと同じになります。

ブラックリストに記録されてしまうと、未納分の完済が終わらない限り永遠にその情報が消えることはありません。携帯電話1台料金未納が有ると、もちろんですが、他社でのスマートフォン購入もできなくなりますし、クレジットカードやローンを組むことも不可能になります。 未納分を完済した後も、5年間はブラック情報が残ってしまいます。

実質0円とは?

さきほども出てきた「実質0円」の仕組みをしっかりと理解しておきましょう。実質0円ですので、実際には0円ではありません。加入している料金プランにプラスして毎月分割して本体料金を払うので、本体購入時に、本体料金をまとめて払う必要がない、ということです。「実質0円」というのはローンで購入しているという事をしっかりと頭に入れておきましょう。

毎年増えてる「携帯ブラック」

携帯料金を「実質0円」購入する消費者は6000万件を超えています。そのうち200万件が3ヶ月以上の携帯本体料金の滞納にあたる携帯ブラックと言われています。実に3%もの人が携帯ブラックと言うことになります。

このような形でブラックリスト入りする人が増えており、「携帯電話の分割払い」に対する注意喚起がインターネット上の政府のホームページで行われています。それほど深刻な問題となりつつある、ということですね。

携帯本体を購入時に一括で支払い終えた場合

この場合は、もちろんですが、ブラック入りすることはありません。携帯通話料金の滞納や遅延は、携帯電話を止められ、利用することができなくなりますので、支払いはきちんと滞りなく行いましょう。

まとめ

現在、生活・仕事に必要不可欠な携帯電話ですが、「実質0円」システムを利用して購入する場合は、ローンを組んでいると自覚し、しっかりと返済を行っていきましょう。

携帯ブラックになってしまうと、現在利用中のクレジットカードが利用停止担ってしまう場合も。ブラック情報は5~10年は消えることはないので、いざという時にローンが必要となった場合、新しくローンを組むことが出来ずにお金の調達に苦労するかもしれません。

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